2010年10月17日

皇庭餃子房でプチ満漢全席気分風 20101016

こんなはずではなかった。
どんなはずでなかったかというと、・・・


下高井戸外伝
まさか・・・

下高井戸外伝
こんなに・・・

下高井戸外伝
食べ尽くすことに・・・

下高井戸外伝
なろうとは・・・

一枚目:ピータン豆腐、豚肉とニンニクの芽炒め、鶏肉のサクサク揚げ
二枚目:牛肉レタスチャーハン
三枚目:豚の串揚げ
四枚目:海老のチリソース



全ての発端は、瑠璃子の妹分にしてリアル妹でもあるゾル豚中将(ぞるとんちゅうじょう)がやってきたことであった。

「何か食いに行きやしょうぜ、姉貴」
「おう、ちょうどいいところに来た」
「げへへ、そろそろ姉貴も一人飯が寂しい頃じゃねえかと思って来やした。下高井戸の旨いドコロの二つや三つ、あっしに奢ってくだせえよ」
「バカやろう、手前の食い代くれぇ手前で何とかしろい。が、ちょうどよかった、二人分の胃袋と二人分の財布がありゃあ、いっちょ派手にぶちあげてえ席がある・・・」

というわけでゾル豚中将が遊びに来たせいで、皇庭餃子房の特選安売りメニューを貪り喰らうことになってしまった。
こまった妹である。

で、プチ満漢全席風、というか、豪華な夕食。
瑠璃子は二日続けての皇庭餃子房。キャンペーン品目しか頼まないイヤな客と思われてしまったかもしれないが、そんなことでめげるような瑠璃子ではない。残酷な運命にもてあそばれるのは慣れている。

ビール中瓶で乾杯、ザーサイをつまみに出してもらい、ピータン豆腐と鶏肉のサクサク揚げ、豚肉とニンニクの芽炒めを賞味する。
ゾル豚中将はかつて中華料理が好きではないといっていたが、最近はすっかり大丈夫になったようだ。
ピータンを食べていれば幸せと頬を緩めている。

鶏肉のサクサク揚げもカラリと軽く揚がっていて、ビールのつまみに最適。
ニンニクの芽炒めも、ニンニクの芽と豚とタケノコの三位一体が、神の千年王国ならぬ中華四千年の歴史をまとって輝いている。端的に旨い。

中将たっての願いで、昨晩も食べた牛肉レタスチャーハンをとる。
相変わらずどっしりとした米とレタスの魔力を感じる一品だ。
ついでにエビチリも食べたいというが、それではあまりにも昨晩の瑠璃子の晩餐と同じ内容である。

エビチリを許可する代わりに、こっちはこっちで新規開拓を目指そう。
豚の串揚げというのを注文してみる。
まあ串カツのようなものだろうと思って待っていると、予想より遥かに洗練され、よりボリュウミイで、より酒の肴となりそうな一皿が到着した。
焼き鳥よりも大振りに切った豚肉が、一片一片爪楊枝の先に引っ掛けられて、そのまま揚げられている。
肉の先から頭を出している爪楊枝をつまんで、前歯ですっと引き抜けば、口中に広がる豚の祭典。
手に残った爪楊枝を突き上げ、長崎くんちでも踊りだしたい香ばしさだ。
これは相当にハイセンスだぞ。
味と見栄えがアウフヘーベンされて、中華帝国の食の歴史がこの一皿に流れ込んだような楽しさだ。

食べ過ぎて油が胃に重くなってきてもいたので、卓上の酢を串揚げの上に落とし、軽く胡椒も振ってみる。
また別の豚の舞い踊りが舌を激しく喜ばせる。

油を紹興酒で流して、中将と瑠璃子大納言の激しい一夜は終わった。

どれもこれもセール中の料理だったので、二人で〆て4000円あまり。


中華皇帝に三跪九叩頭。









posted by グルメ界のAKB at 21:42| Comment(0) | 中華チック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月16日

さか本そば店 下高井戸店 「さか本丼」 20101016 

 






瑠璃子は感じていた・・・






その日も下高井戸の町が瑠璃子に喰われたがっていると・・・






その身を瑠璃子への供物に差し出したがっていると・・・




















というわけで、麗らかというよりちょっちアチーぜ、な2010年10月16日・土曜日の下高井戸は、ペロリと瑠璃子の餌食になりました。






今日の下高井戸は午後一時頃から、日大通りをドトールの前で左に曲がった右手、さか本そば店を中心にして丸ごと瑠璃子に食べられてしまいました。













食べられるときの下高井戸は、いつも官能的な魅力に溢れかえっています。






甘い口付けを交わすときのように恍惚の表情を浮かべ、よじった姿態の内腿がほの暗く、瑠璃子の嗜虐心をあおります。













そんなわけで今日は、下高井戸を知ってからというもの、入ってみたいような入ってみたくないような、のどに刺さった小骨のように妙に気になる存在だった「さか本そば店」にお邪魔することにしてみました。






この店、「休憩にご利用ください」と看板を出していて、タクシーの運転手さんなんかが昼下がりのひと時を爪楊枝咥えて転寝してすごすのだろうか。






間口が通常の店の五倍くらいあり、百人くらい平気で収容可なんではなかろうか。その割にはお客の姿を見たことがあまりない。






とにかくなぞの店だ。オラ、わくわくしてきたぞ。


















「ちわーす、瑠璃子で〜す」






と奥の調理場の方へ声を掛けながら引き戸を引くと、すぐ右の戸袋のほうから






「いらっしゃい」






と声が返ってきて、瑠璃子仰天!!






見るとそこにはレジがあり、おばあさんが坐ってこっちを見上げている。






どうやらこの店はまずここでお金を払って、好きな席に就く前払い制のようです。













「マクドナルド終了のお知らせwww」とともに下高井戸から消えたファストフード式の前払い制が、こんなところに生き残っていたとは!






しかし壁一面を多い尽くすメニューの多さのせいで、にわかに注文を決められない。






丼が食べたかったので、あてずっぽうで「さか本丼」を頼んでみた。






「えっと、さか本丼はいくらだっけ」と、レジ係のおばあさんにとってもメニューが多すぎるようだ。






850円。






どんな下高井戸が食べられに来るのかしら。わくわく。













調理場から少し離れた小上がりに胡坐をかいて、本日の供物をお待ちする。






十分後、連行されて来たのがこれ。













「さか本丼」850円






下高井戸外伝



















沢庵とお味噌汁がついている。






ご飯に載っているのは、豚を炒めたものと、海老天と、豚カツだ。






その全体がカツ丼風のたまねぎと卵とでとじてある。













なんか面白いぞ。













味付けは割と濃く、しょうゆと甘みが強い。






たまねぎと卵がふんだんに使ってあって、沢庵の出番がなさそうだ(沢庵もおいしかったから全部食べたけど)。






海老天の海老もなかなか立派。豚カツは8ミリ程度の厚さでテニスコート100000分の一程度(つまり5×8センチくらい)のものが数切れに切り分けられている。






途中海老の脇のたまねぎの下からウズラの茹で卵が飛び出してきて、思わず瑠璃子が下高井戸を孕ませてしまったのかと焦ったあせる













はじめは璃子しかお客がいなかったけど、三々五々おじさんたちが集まってきて、






「カレー一個」






「チキチキ南蛮」






と威勢のいい声で注文してから、思い思いの席でスポーツ新聞を広げている。













店を出るときに見たら枝豆でビールのおじさんもいた。













ここはそういう世界である。






これは馴染み易そうな・・・











また逢おうぞ!さか本そば店!!







posted by グルメ界のAKB at 16:10| Comment(0) | 丼飯とドンファン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

皇庭餃子房 下高井戸店 エビチリ、牛肉レタスチャーハン 20101015

京王線を降りると、下高井戸だった。
夜の底が白くなった。
「益鳥さぁ〜ん」
「カァカァ」
「お前は害鳥だ!!!」

しかしカラスを害鳥と捉えることは果たして正しいのだろうか、いや正しいとはいったい何なのだ、と考えながら駅から家への道をたどっていると、ふと皇庭餃子房がやけに輝いていた。
いつも目の前にあるものには気づきにくいものだ。でも今日に限って何故こんなにも輝いて見えるのだろう。
「見えないけれどあるんだよ、みんな違ってみんないい」
可能性はいくつかある。
店が百階建てになっていたから。
店の前に利根川がうねっていたから。
ワニやカバといった人間じゃないお客さんがひっきりなしに出入りしていたから。
オーケストラが店内でR.シュトラウスの交響曲を練習しているのが聴こえたから。
割引セール中だから。
店の窓にラフレシアの鉢植えが並んでいたから。
GACKTが店の前で饒舌なビラ配りをしていたから。
新幹線N700系が横付けされていたから。

そのどれとも決めがたかったけれど、いずれかの理由に惹かれ、瑠璃子は入店したのだ、扉を開けて。
階段を登ったのだ、皇庭餃子房の。

店内は六分の入り。金曜日の午後八時。家族連れが多い。
店主のおじさんがお客の小さな女の子を、中国語教えながらあやしている。
なんか素敵な光景。

一人身の瑠璃子は遠く彼方に置き忘れてきた家族の団欒を懐かしくも悲しく思い出しながら、財布と相談しつつ菜譜をめくった。
一ページ目に開店9周年記念特別価格のメニューがあった。

☆九周年ありがとうキャンペーン
10/8〜10/17
エビチリや鶏肉のサクサク揚げ等人気品目ベスト9が525円均一!!


なななんと!こんなセールをやっていたとは!(知ってたけどあせる
エビチリは半額、その他も軒並み300円程度の割引価格!
中華は大好きだが、町の中華屋でも割と高い。
皇庭餃子房も例外ではない。

「瑠璃子が初めてエビチリと牛肉レタスチャーハンを食べたのは皇庭餃子房の二階の奥の食卓だった。・・・菜譜をみているとふと食べる気になった。九周年で安かったので。」
そう一人ごちて、ビールも一本注文し、卓上はにわかに華やいだ。

下高井戸外伝

奥に見えますのがエビチリ(特別価格525円)、その手前が牛肉レタスチャーハン(特別価格525円)でございます。
エビチリの右脇に見えますのがビールの中ビン(500円)でございます。

エビチリのエビはきわめて弾力に富み、ぷちんと弾けるエビの肉体が口中を快楽の渦に巻き込んで止まない。
牛肉レタスチャーハンのねっとりとした質量は、香りの高さとともに腹腔をじっくりと暖めてとどまるところを知らない。
ビールのさわやかなのど越しは、・・・まあいつものビールだ。

てなわけで堪能させていただきました。
〆て1600円は決して安くはないけれど、楽しめたからいいや。

ところでレタスの一番おいしい食べ方って、炒めることだと瑠璃子は思う。
以前皇庭餃子房正面の西友でレタスサラダを買ったが、食べる機会を逸して冷蔵庫大魔神の腐敗冷気に屈しそうになっていた。
ちょうど買い置きの長崎皿うどん(ぱりぱり細麺のやつ)があったので、レタスを炒めて具にし、細麺にトロリと掛けて食べたら、これがちょっと想像を絶する美味しさだった。
レタスを生で食うなんて、西洋の毛唐か小日本の眼鏡猿だけである。

大中華を見習い、全てのレタスは炒めて食べることを啓蒙してゆきたい。




posted by グルメ界のAKB at 15:16| Comment(0) | 中華チック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。